【キャラ弁ウインナー】スペースゴジラ わかるのは恐らく息子だけ

ウインナーで作ったスペースゴジラの写真 怪獣

まだまだ続く息子のゴジラブーム

息子のゴジラブームはそろそろ1年になろうとしておりますが、まだまだ収まる気配がありません。毎週日曜日に近くのTSUTAYAへ行って、借りていた5本のDVDを返し、新たに5本借りるということをほぼ1年繰り返してきました。

もちろんすべてゴジラのDVDです。週に5本ということは、ひと月に20本、一年に240本。これが全部ゴジラシリーズですよ。

「たまには別の映画も観たら」と言ってはみますが、

「いや、ゴジラがいい」

ゴジラ一筋。頑固一徹。

あの「鬼滅の刃」にも目もくれません。

先日、息子が「学校で『鬼滅の刃』に出てくる無一郎に似てるって言われたよ」と言いながら、iPadで“無一郎”と検索していたので、少しは気になっているようですが。というか、どんな顔なのか見てみたかっただけなんでしょうな。

親としては、本人が好きなことをできる限り応援してきたいと思いながら、またまた怪獣ウインナーになってしまいました。

スペースゴジラとは

スペースゴジラは映画「ゴジラVSスペースゴジラ」(1994年公開)に登場する怪獣で、ゴジラの生態を研究しているG研究所の生物工学博士によると、

宇宙へ飛散したビオランテの細胞か、宇宙へ飛び立ったモスラに付着していたゴジラの肉片かは定かではないが、いずれかに含まれていたG細胞がブラックホールに飲み込まれて結晶生命体と恒星の爆発エネルギーと融合し、ホワイトホールから放出された結果、異常進化して誕生した」宇宙怪獣とされています。もちろん映画の中の話ですけど。

映画をご覧になってない方には何のことやらわからないと思いますので、ちょっと説明します。

まず、「宇宙へ飛散したビオランテの細胞」というのは、「ゴジラVSビオランテ」のラストで、ゴジラの放射熱線によってバラバラにされたビオランテの細胞が、宇宙へ飛び去っていったことを指してします。

そして、「宇宙へ飛び立ったモスラに付着していたゴジラの肉片」というのは、「ゴジラVSモスラ」のラストで、モスラがゴジラをつかまえて海中へ落とした後、宇宙へ飛び立っていくのですが、その再にゴジラの肉片が体に付着していたのではないか、ということらしいです。

そのいずれかのG細胞、つまりゴジラ細胞がブラックホールに飲み込まれて、それが結晶生命体と恒星の爆発エネルギーと融合してホワイトホールから放出され、宇宙空間で異常進化して誕生した、ということになります。

結晶生命体? 結晶って鉱物とか金属とかじゃなかったっけ。それの生命体? 

G細胞と結晶生命体が恒星の爆発エネルギーと融合? 恒星が爆発したらG細胞も結晶も何も無くなるんじゃない? 

ホワイトホールから放出されて異常進化? 一世代だけで進化したの? 

とまあ、いろいろとつっこみたくなりますが、さまざまな物理反応、化学反応、生体反応の結果、スペースゴジラは誕生したようです。

例えば、カエルの卵と細かく砕いた水晶を混ぜて電子レンジでチンしたら変な生き物が出来ました、みたいな。ちょっと違うか。

映画の中の設定なので、この辺は「ふーん、そうなんだぁ」と流しておきましょう。

とにかく、そんなふうにしてスペースゴジラは誕生したの!

スペースゴジラはG細胞を元にして生まれたので、姿・形はゴジラによく似ています。違いは、両肩や背中に角のような結晶体が突き出しているところと、左右の口角の横に牙が3本ほどあるところ、それと額に星型の結晶体の角があるところ。尻尾の先端にもとんがった結晶体がありますね。

それからスペースゴジラは翼がないにもかかわらず、宇宙や空中を飛ぶことが出来ます。どのような原理で飛ぶのかよく知りませんが、たぶん結晶体が何らかの働きをしているのでしょう。

宇宙で生まれて進化したのなら、そのままおとなしく宇宙で暮らしていればいいのに、スペースゴジラはなぜかゴジラを倒しに地球へやってきます。ゴジラのG細胞から生まれたのなら、スペースゴジラはゴジラのクローンのはずなのに、ということは双子の兄弟みたいなものだと思うのですが。

で、激しい兄弟喧嘩が始まりますが、スペースゴジラはやたら狂暴、やたら強い。

ただ一つ、弱点があります。地球上ではエネルギーの消耗が激しいため、両肩にある結晶体から頻繁に宇宙エネルギーを吸収しなければなりません。そのために福岡タワーを中継して宇宙エネルギーを供給します。

例えるならば、やたらスピードは出るものの走行距離はいたって短い電気自動車、みたいなものか。

詳しいストーリーは省略しますが、スペースゴジラは絶大な宇宙エネルギーを得ながら、ゴジラを圧倒します。ところが、本来は対ゴジラ作戦用ロボット兵器であるモゲラが、宇宙エネルギーを中継する福岡タワーを破壊したことをきっかけに、形勢が逆転し、ゴジラはスペースゴジラを倒したのでした。

結果的にゴジラは人類の味方のようにみえますが、実際はスペースゴジラによって結晶体の中に閉じ込められてしまったリトルゴジラを取り戻すために戦っただけなのです。

実の子どもではありませんが、同族を助けるために戦うゴジラの姿に、私も子を持つオヤジとしてつい感情移入してしまいましたね。

スペースゴジラウインナーを作ってみた

カッパではありませんよ

というわけで、以前つくったゴジラウインナーを改良してスペースゴジラウインナーを作ってみました。

材料

  • 胴体・頭 → ウインナー
  • 手足・背びれ・結晶体・尻尾・角 → ニンジン
  • 目 → スライスチーズ
  • 瞳 → 海苔

作り方

基本的な作り方はゴジラと同じで、両肩の結晶体と頭の角を追加しただけ。実物は左右の口角のところに牙が3本づつあるのですが、省略しました。

あまり似てないなぁ。

何も言わずに息子に見せると、笑いながら「一応、スペースゴジラだね」。

ありがとう! わかってくれるのは世界中で恐らく君だけだ!

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