息子は「 ウルトラマン 」 「 ウルトラセブン 」 「 ウルトラマンA(エース) 」 「 ウルトラマンタロウ 」 「 ウルトラマンレオ 」 のDVDを全て見終わったようです。「帰ってきたウルトラマン」が近所のTSUTAYAに無かったのは残念ですが。
息子が昭和のウルトラマンシリーズしか観ないわけ
引き続き、ウルトラマンレオ以降のウルトラマンシリーズも観るものと思っていたのですが、息子曰く「平成以降のウルトラマンシリーズには興味がない」と。
前にも書きましたが、その理由として怪獣たちに個性がないと、そして対怪獣チームの描かれ方が弱いと。
怪獣に個性がないというのはわかりますが、地球防衛軍の描かれ方が弱いというのはどういうことなのでしょう。息子に聞いてみると、「なんか個人個人の話が多くて、対怪獣チームとして戦っているように見えない」というのです。
実は、息子がDVDで一番最初に観たウルトラマンシリーズは、ウルトラマンティガの最終話でした。YouTubeで、ガタノゾーアというなにやらものすごい怪獣がいるらしいという情報を仕入れ、DVDで観たいというので、近くのTSUTAYAへ借りに行ったのです。その時に一緒に借りたのが初代「ウルトラマン」の最終話。私が「ゼットンというウルトラマンを最初に倒した怪獣がいる」といって薦めたのですが、むしろ、こっちの方に興味がわいたみたいで、以来、「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「ウルトラマンA」「ウルトラマンタロウ」「ウルトラマンレオ」と、もっぱら昭和のウルトラマンシリーズばかりを観るようになりました。
平成ウルトラマン三部作といわれている「ウルトラマンティガ」「ウルトラマンダイナ」「ウルトラマンガイア」は、毎回ではありませんが、私も時々テレビで観た記憶があります。息子が言うように、「ウルトラマン」の科学特捜隊や「ウルトラセブン」のウルトラ警備隊と、「ウルトラマンティガ」のGUTS、「ウルトラマンダイナ」のスーパー GUTS 、「ウルトラマンガイア」のXIGなどの対怪獣チームは、なんか違う。上手く表現できませんが、後者の方は確かに人間ドラマ的な要素が大きいような気がします。
そのことを息子は言っているのかなぁ。「ウルトラマンティガ」をちょっと観ただけなのに。親父よりよほど感受性が高いわい。
ウルトラセブンのカプセル怪獣に同情する息子
ただ、「ウルトラセブン」は今見てもすごい、面白い、というのは親子一致した意見で、話もよく盛り上がります。
カプセル怪獣って面白いアイディアだよね。
そうそう、ウルトラセブンには「カプセル怪獣」というのが登場しましたな。
カプセルのような形をした怪獣、ではなくて、カプセルから出てくる怪獣です。モロボシ・ダンがなんらかの事情によってセブンに変身できない時、アルミのようなBOXの中からカプセルを取り出し、放り投げると爆発して出て来て巨大化し、敵怪獣と戦うという、セブンの手下みたいな怪獣ですね。
なんで小さなカプセルから怪獣が出てくるのか、当時小学校1年生だった私は不思議に思っていましたが、ウルトラセブン自身、バクテリアサイズから怪獣と同等の巨大サイズまで大きさを自在に操っていましたから、カプセル怪獣も小さくなったり大きくなったりできると理解してよろしいでしょうか、というより、セブンが大きさを操っていたのかな?
ウルトラセブンに登場したカプセル怪獣は、ウインダム、ミクラス、アギラの3体でした。
ウインダムって車の名前ではありませんよ。
ミクラスは沖縄のシーサーみたいな顔、アギラはトリケラトプスみたいな恰好してます。
お父さんは、どのカプセル怪獣が好き?
うーん、ミクラスかな。
なんで?
なんか見た目がシーサーに似てるし、怪力だし。
シーサーに似ているかなぁ。ミクラスはM78星雲のバッファロー星出身なんだけど。だからバッファローに似てるんじゃない。
バッファローか。確かに横から見たらバッファローっぽい。
ウインダムはM78星雲のメタル星出身なんだって。
(えっ、もうウインダムの話にいくの) ははぁ、だから金属のロボットっぽいのか。でも顔は鳥っぽいな。
電子頭脳で動いているらしいから、やっぱりロボットに近いのかもしれない。
カプセル怪獣じゃなくて、カプセルロボットか。
あと、アギラはM78星雲アニマル星出身。
(うわっ、カプセルロボットに突っ込んでほしかったのに…) アギラって、恐竜のトリケラトプスみたいなやつか。まあ、恐竜も動物、アニマルだからな
ミクラスとかウインダムに比べると地味だよね。
確かに。お父さんもアギラはよく覚えていない。
カプセル怪獣って、みんなあまり強くないから、同情してしまうんだよね…
(な、なんだ急にしんみりして) そうだな、セブンももっと強いカプセル怪獣を連れてくればよかったのにな。
強かったらセブンの出番がないでしょ。
あ、そうか。じゃあカプセル怪獣ってセブンのダシにされているってこと?
そういうふうに見えるんだよね。だから同情するわけ。
「ウルトラマンシリーズ」のDVDを、ただ楽しんで観ていたわけではないんですね。
いろいろと考えていたんですね。
私も息子の話を聞いて、カプセル怪獣に同情してしまいました。
同情したついでにミクラス・ウインナーを作ってみました。
ミクラスウインナーを作ってみた
材料は以下の通りです。
材料
- 胴体・頭 → ウインナー
- 長い角・手・足・尻尾 → ニンジン
- 短い角 → 油で揚げたパスタ麺
- 目・口 → スライスチーズ
- 胸と額のヒレみたいなもの → 海苔
- 瞳 → 黒ゴマ
作り方
ポイントは長短2対の角と目、口のあたり。バッファローというよりはやはりシーサーをイメージした方がいいと思います。長い方の角は根本附近の側面に1cmほどの乾燥パスタを2本垂直に差し、頭部にくっつけています。
これぞカプセル怪獣、ではなく弁当怪獣ミクラスの登場だぁ。
放り投げたら巨大化する、ことはありません。
道具・パーツの作り方・組み立て方についてはこちら。