【キャラ弁ウインナー】カンガルー お腹の袋に子どもも入ってます

ウインナーのカンガルー 哺乳類
カンガルー

息子、カンガルーと出会う

息子が3歳くらいの頃、「長崎バイオパーク」という動物園に遊びに行ったときのこと。その動物園には「オオカンガルーふれあい広場」といって、オオカンガルーが野放しにされている広場がありました。

カンガルーというと、立ち上がって前足でボクシングのように殴り合ったり、尻尾を支えにしてバランスをとりながら両足で蹴飛ばしたりするというイメージがありますが、そのような行動は、オス同士がメスをめぐって争う時くらいで、普段はおとなしく、人間を殴ったり蹴飛ばしたりすることはないそうです。

ただオオカンガルーともなると、大きいものでは150cmほどにもなるそうですから、いくらおとなしいとはいえ、肩や胸のムキムキの筋肉を見ると、大人でもちょっと近寄りがたいものがあります。

ましてや3歳の子どもから見れば、巨大な獣に見えるに違いありません。

やや不安な気持ちを抱きながら、「オオカンガルーふれあい広場」に向かいました。50m四方ほどの芝生の広場では、20匹ほどのオオカンガルーが走り回っている、のかと思ったら、みんな木陰でお昼寝中。まるで保育園のお昼寝タイム状態です。

カンガルーと「ふれあう」というよりは、カンガルーの昼寝に「つきあう」といった方がいいかもしれません。訪れたのが、真夏のクソ暑い昼下がり、という時間帯だったので、しょうがないですね。

と、ダレているカンガルーを尻目に、息子がいきなり広場の中を走り始めました。オーストラリアの草原を走りまわっている気分にでもなったのでしょうか。

広場の一番奥まで走っていくと、Uターンして途中にある高さ1mほどの小さな丘を駆け下る途中、勢い余って前のめりにスッコテンコロリン。かなり激しく転んだので、「ワーッ」と泣き出すかと思いきや、すぐに立ち上がってズボンについた汚れを両手で叩き落とすと、再び走って戻ってきました。

なんだか、とても満足気な息子の表情。カンガルーと直接ふれあうことは出来ませんでしたが、カンガルーが暮らしている広場で、思いっきり走り回れたことが嬉しかったのでしょう。

ウサギ跳びではなくカンガルー跳び?

話は突然変わりますが、かつて昭和の時代には「うさぎ跳び」と呼ばれるトレーニング方法がありました。膝を曲げて爪先立ち、つまり相撲の蹲踞の姿勢で、両手を腰の後ろで組み、足首の曲げ伸ばしでジャンプして前に進むというものです。

還暦世代の方だと、昭和40年代に放映されたテレビアニメ「巨人の星」のオープニングでは親子でうさぎ跳びをするシーンがあったのを覚えていらっしゃるのではないでしょうか。

当時は、中学・高校のほとんどの運動部でこの「うさぎ跳び」をやっていたと思います。

そこで、今気づいたのですが。なぜ「うさぎ跳び」と呼ばれているのでしょうか。ウサギは後ろ足だけで飛んだりはしません。ちゃんと四つ足で飛び跳ねます

ウサギにしてみれば、「オレたち、あんな跳び方してねーよ」と言いたいに違いありません。

後ろ足でジャンプしながら進むのはカンガルーです。だからあれは、「カンガルー跳び」と呼んだ方がいいのではないか。

しかし、カンガルーにしてみも「オレたち、跳ぶとき、後ろに腕組んでねーし」と反論してくる可能性もあります。

いずれにしても、このトレーニング方法は、1980年代頃に「膝に負担がかかって危険」「体罰でしかない」と批判されて、もはや消滅しておりますので、ウサギさんもカンガルーさんも、ここは一つ、事を荒立てないようにお願いします。

カンガルーウインナーを作ってみた

手掴みで、すみません。ちゃんと消毒してますので。

話がなんだか訳分からなくなってしまいしたが、カンガルー・ウインナーの材料は以下の通りです。

材料

  • 胴体・頭 → ウインナー
  • 足・耳・尻尾・子カンガルー → ニンジン
  • 目 → 黒ゴマ
  • 鼻 → 海苔

作り方

作り方のポイントは、細くて長い「く」の字型の後ろ足。頭と胴体はパスタ麺でつなぎます。お腹に切れ目を入れ、カンガルーの子どもの顔型に切り抜いたニンジンをさし込むと、いっそうカンガルーっぽくなりました。

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