ディスグラフィア(書字障害)を持つ息子にとって、漢字の書き取りテストはいつも大きな試練です。
小学4年の頃までは、ほとんど白紙状態でしたが、5年生になってから、とりあえず全て答えを書くようになりました。もちろん、正しく書けません。ほとんど息子が考え出した字です。
担任の先生も、息子の学習障害のことは理解しているので、全部書いたことを、認めてくれました。
周りからどう見られようと、もう気にしていないようです。
6年生になっても、めげずに自分の字を書いていますよ。
お父さん、今度の漢字書き取りテスト、0.8点だったよ!
0.8点? どーゆーこと?
ほら!
確かに点数のところには「0.8」と書いてあります。ただし赤ペンではなくて鉛筆で。
あれ? これ、鉛筆で書いてあるけど…、もしかして自分で書いた?
そうだよ。先生は「花マーク」と「がんばったね」って書いてるけど、点数がなかったからさ。書けてる漢字もあったから、自分では0.8点くらいかなぁって思って。お父さんだったら何点つける?
そうだなぁ…、点数というよりは「創作漢字大賞グランプリ!」ってところかな。
それカッコイイかも!
まあ、息子の漢字創作力がさらにアップしてますから。
いくつか拡大してみますね。
「感」の上の部分と「皿」をくっつけようとしたんだと思います。分かる気がする。
視力検査は、「🔍」で「人」の「目」を隠して調べますからね。
砂って、「石」が「少」ないんじゃなくて、「石」が「小」さくなったもの。こっちの方が意味は通ります。
なんか、糸車に見えて来た。
「人」が「血」を流しているから「きず」。
それぞれ、半分は正解。
急いで書いたらこんな字になる人もいるかも。
73%くらいは当たってるけど。
「害」の上半分をちょっと略したか。
独創的すぎる!
寒いところにはきっと「也介」君がいるんです。
梶井基次郎の「檸檬」を連想していまいました。
冷蔵庫は、長「方」形をしてて、切り身の刺身だったら「二日」くらいしかもたなくて、「冊」にしたらもう少し長くもつけど。
銀河系のある宇宙人が書きました。
これは象形文字か?
担任の先生も「ばんばったね」とは一応評価したものの、心配になったらしく、後から同じ漢字の読みのテストを息子にだけ出したそうです。
結果がこれ。
だからー、読みは問題ないんですよ、先生。
でも、きっと息子に自信を持たせてあげたかったんだと思います。
でかい花丸ありがとうございます。
これからも温かく見守って下さい。