【キャラ弁ウインナー】ギャオス エサの人間に食べられました

ウインナーで作ったギャオスの写真 怪獣
ギャオス

前回のガメラの宿命のライバルともいうべき怪獣がギャオスです。

私のトラウマ怪獣

私には、いつもギャーギャーとうるさい怪獣、というイメージがあるのですが、息子とDVDを観たときも、相変わらずギャーギャーと鳴いていました。

『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』(1967年)の中で、少年が「ギャオーと鳴くからギャオスだ」と勝手に名付けて以来、ギャオスと呼ばれています。

子どもの頃観た怪獣映画の中で、最も怖かったのがギャオスでした。なぜなら、人をムシャムシャと食べるからです。

見た目は鳥のようでもあり、太古の翼竜プテラノドンのようでもあります。夜行性で口から超音波光線を吐くというのは、同じく夜行性で口から超音波を出してエコロケーションするコウモリにも似ています。

この超音波光線は超音波メスとも表現されることがありますが、手術用の超音波メスと混同してしまいますね。実際の超音波メスは、金属のメスを超音波で振動させるもの。自分で使ったことも、自分に使われたこともありませんが、切れ味は半端ないようです。

ギャオスの吐く超音波光線の切れ味も半端ありません。ビルだろうが、橋だろうが、スパスパ切って切りまくります。ガメラもしょっちゅう切られて、緑色の血を流していました。

この超音波光線を発生させる仕組みがちょっと変わっていて、音叉のような形をした二本の首の骨を振動させるというもの。首の骨が二本あるため、ギャオスは首を左右に動かすことが出来ません。したがって、光線の向きを変えるときは、体ごと動かさなければなりませんので、動き回る標的に対しての命中率はかなり落ちるのではないでしょうか。

その後、ガメラ平成三部作に登場するギャオスは首を動かせるように進化しています。

あと、ガメラ平成三部作は、リアルさが売りで、ギャオスが人を食べるときの音まで表現されています。子どもの頃の恐怖がよみがえってきましたよ。

その三部作の三作目『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』(1999年)は、ギャオスが群れをなして、日本へ向かうというところで終わります。

「あれ? 平成三部作、完結してないけど」

この後、どうなるのかとても気になるところですが、残念ながら続編は作られませんでした。

余談になりますが、『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』には、沖縄出身の女優・仲間由紀恵が特別出演しています。なんと、イリスに捕食されて体液を吸いつくされミイラになってしまうという、結構衝撃的なシーンで、「マ、マジかよ・・・」と、私、しばし、茫然としてしまいました。

それから7年後の2006年に『小さき勇者たち~ガメラ~』が公開されましたが、これは続編ではなく、全く別のストーリーになっています。キャッチフレーズが「ガメラは少年のために、少年はガメラのために」ということですから、昭和期のガメラに戻ってしまったようです。丸っこくて可愛い顔も、個人的にはいまいちガメラらしくないなぁと思いました。宿命のライバルであるギャオスも出てこないし。

というわけで、「ギャオス、また復活して大暴れしてくれー!」と願いながら、ウインナーギャオスを作りました。

ギャオスウインナーを作ってみた

ウインナーで作ったギャオスの写真
ウインナーで作ったギャオス

材料

  • 胴体・頭 → ウインナー
  • 翼・足・尻尾 → ニンジン
  • 目 → スライスチーズ
  • 瞳 → 海苔

作り方

ポイントは、頭。ウインナーを1:2の割合で斜めに切り、短い方が頭になります。そのままだと、ラドンやプテラノドンと区別がつきにくいので、頭頂部と口元の両側を平らに切り取りました。

頭と胴はパスタ麺でつなぎます。

まさか、エサの人間に(それも小学生の子どもに)食べられるとは思っていなかったことでしょう。

道具・パーツの作り方・組み立て方についてはこちら。