ウルトラQにはまった息子が、ナメゴンのフィギュアが欲しいと言い出しました。
なんでナメゴンが欲しいの?
見た目、ちょっとキモいけど、なんか可愛いところもあるし、目から光線も出すし、ナメクジがモデルの怪獣って面白いんじゃない?しかも、50年以上も前のキャラクターでしょ? お父さんも懐かしいんじゃない?
(うーむ、そうきたか…)そこが問題なんだよ。50年以上も前のキャラクターのフィギュアが売ってるかなぁ。
親の購買意欲をくすぐる息子の作戦にまんまと乗せられた私は、スマホでメルカリの画面を開いてしまいました。
“ナメゴン”と入力して検索すると、意外にも出てくるではありませんか。
値段も、数百円程度だったので、ポチッと購入。
数日後、届いたのがこちら。
なかなかリアルに作られています。
息子も、
「うわーっ、キモッ! でも質感いいかも」
と、喜んでおりました。(質感ってなんだよ…、本物に触ったことあるんかい…)
ナメゴンとは
ウルトラQ第3話「宇宙からの贈りもの」に登場した火星怪獣。ウルトラシリーズ初の宇宙怪獣である。
火星から帰還した無人探査機に乗せられていた金色の卵から誕生。卵は常温下ではビー玉程度の大きさだが温度が高まると膨張、数分で数十mに成長し孵化する。巨大化中は熱を加え続ける必要はなく、最初の数秒だけ熱を与えれば活動を開始する。
一ノ谷博士は「火星人が地球人のやみくもな宇宙開発に対する挑戦か、あるいは威嚇」と推測した。劇中では二体出現し、宇宙開発局に卵が保管されていたが、ギャングにより金塊と勘違いされて持ち出される。一体目は離島・大蔵島の温泉熱で孵化後、ギャングを目からの硬直光線で殺害し、遭遇した万城目らに襲いかかるが、海に転落して溶解する最期を迎える。二体目は一平が卵とは知らず、チェーンを付けてアクセサリーとして由利子にプレゼントしてしまい、アルコールランプの火気に反応した事から一ノ谷博士の邸宅の庭で孵化する。
一ノ谷博士が助手に塩水の用意を指示し、二体目との攻防は特に描かれないままこの回の話は終了するが、塩水による攻撃で駆逐されたと思われる。
「ウルトラQの登場怪獣」( 2022年5月16日 (月) 23:12 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』
ナメゴンは火星人の贈り物らしいです。
何のために送ってきたのかよく分かりませんね。
「こいつ、可愛いでしょ。ペットにどう? でも目から光線出すから気を付けてね」
みたいなノリなのか。
「地球人をちょっと驚かせてみるか」
なのか。
まあ、地球人の反応と対応を見るためなんでしょうけど。
海に落ちてすぐ死んでしまうといのは、ちょっと「残念な生き物」っぽいです。
話は、二匹目が卵からかえったところで終わりますが、ナレーションで、地球には広大な海があるから大丈夫みたいなことを言っていたように覚えています。
火星人は、ナメゴンが塩水に弱いことを知らなかったのでしょうか。火星には海がないからしかたないか。
それにしても、巨大化したナメゴンが「ギャッ」「キシュッ」みたいな鳴き声を出しながら迫ってくるところは、子どもの頃に見て非常に怖かった記憶があります。
ナメクジはなぜキモいのか
お父さん、なんでナメクジは気持ち悪いってみんな言うんだろ。カタツムリは触って遊んだりして平気なのに。
そうだなぁ、殻があるかないかの違いだけなのになぁ。
カタツムリの歌はあるけど、ナメクジの歌はないよね。
でーんでんむしむし かーたつむりーっか。ナメクジの歌なんて聞いたことないなぁ。アミダクジの歌はあるけど。
…あのね、アミダクジはナメクジとは関係ないから…。それはいいとして、名前のイメージも悪いよね。
葉っぱとかを、ナメて、クジるからナメクジっていうらしいけど。
ナメゴンは逆に名前のイメージは可愛いんじゃない?
ナメゴン、ほんとだ。「クジ」を「ゴン」にするだけで、なんか親近感があるな。うーん、気持ち悪い原因は「クジ」だな。
そんな断定できないよ。タカラクジやオミクジは気持ちわるくないし。
あ、そうか。やっぱり気持ちわるいか、悪くないかのポイントは殻だよ、殻。
たぶん、そうだね。
というわけで、「ナメクジはなぜ気持ち悪いのか」という二人の議論は、「殻がないから」という結論に達したのでありました。
弁当のおかずとしては、ちょっとキモいかもしれませんが、ナメクジウインナー、じゃない、ナメゴンウインナーを作ってみました。
ナメゴンウインナーを作ってみた
材料
- 胴体・首・頭 → ウインナー
- 目 → ニンジンとスライスチーズ
- 口 → ニンジン
作り方
ウインナーは2本使用します。
胴体の部分になるウインナーは縦半分に切り、そのうちの1つの端を斜めに切り落とします。
もう1本のウインナーは真ん中から斜めに切り落とします。このうちの1つで首・頭の部分になります。
※余ったウイナーは朝食のおかずにします。
胴体と首・頭になるウインナーを2本のパスタ麺でつなぎます。1本だとぐらつきますので。
ニンジンを切って作った目を支える部分にちぎって丸めたスライスチーズを挿し、頭に差します。
同じくニンジンで作った口を、あらかじめ切れ目を入れておいた顔に差して出来上がり。
ナメゴンウインナーは「火星からの贈り物」ではなくて「父ちゃんからの贈り物」でした。
道具・パーツの作り方・組み立て方についてはこちら。