息子の奥歯が抜けました
小4の息子の奥歯がようやく抜けました。左下の一番手前の臼歯です。
1週間ほど前からぐらつき始め、息子曰く「首の皮一枚でつながっている」状態になっていたのですが、自分でなかなか抜くことができず、最後は家内が指を口に突っ込んでで引っこ抜いてしまいました。
「抜けてスッキリした?」と聞くと、
「うーん、舌でレロレロするのが結構面白かったんだけどなー、暇つぶしにもなったし」
「歯で遊んでたの?」
「うん、面白くない授業のときなんか、絶好の遊びだったよー」
「・・・・・」
抜けそうで抜けないあの感触。私も思い出しました。そういえば、尖ったところで舌をチクチクしたなあ。歯茎の痛痒いのと舌のチクチク感、歯が抜けそうで抜けないハラハラ感、確かに抜けそうになった歯を舌でレロレロするのはクセになります。
昔は、上の歯は床下に、下の歯は屋根に投げていました。これは、次に生えてくる永久歯をその方向に導いてくれるようにとのおまじないですが、現代の家って、ほとんど床下がふさがっていますし、マンションやアパート、団地では、屋根まで投げられません。
だからでしょうか。抜けた乳歯を思い出として保存しておくケースが売られています。へその緒を残すのと同じ感じですね。
息子の乳歯も最初に抜けた時からケースに入れて保存しています。幸い、今でも虫歯は1本もなく、すべてきれいな状態です。乳歯はあと5本くらい残っているのかなあ。うらやましいなあ、あと5回はレロレロして遊べるんだぁ。
イッカクの牙は回転しながら伸びる
人間以外の動物はどうなんでしょう。イヌやネコは乳歯から永久歯に生え変わりますよね。抜けた乳歯はほとんど飲み込んでしまうそうですが。イヌやネコも舌でレロレロやってんのかなぁ。
ゾウの牙は、犬歯ではなくて門歯、つまり前歯だそうですね。一生伸びつづけるみたいです。ネズミの歯も一生伸びつづけますので、もしかしたらゾウとネズミは同類か?
ネズミは硬いものをガリガリとかじって長くなりすぎないようにしてしますが、ゾウはほったらかし。上唇がすこしめくれあがっているくらいなので、邪魔にはならないのでしょう。
むしろ、植物の根を食べるときに、地面を牙で掘り返しているそうですから、上手く使っていますね。
よく分からないのが、イッカクですね。イルカの仲間で、見た目、頭から長い角がビューと前に生えたようなやつ。
あれは角ではなくて牙です。正確にいうと左の上の犬歯。それが、なぜか下向きではなく、前に向かってビューっと伸びた。上アゴの皮膚を貫いてます。
人間でいうと、左上の犬歯が前向きに伸びて、上唇を突き破っていることになるわけですよ。
もちろん、生まれた時から伸びているわけではありませんから、徐々に伸びて、徐々に突き破るんですよね。
イッカク、痛くないのかなぁ、いや、痛いでしょ。しかも、じわりじわり刺さっていくんですよ。どうせならピアスの穴を開けるみたいに一気にズブッといったほうがいい。でも、あの太さだったらそれも非常に痛いな。
ビューっと前に伸びたと書きましたけど、訂正します。正確にいうとグリグリと回転しながら伸びるそうです。うわっ、「じわりじわり」に「グリグリ」が加わるんだ。これはもう拷問に近いな。
まあ、牙が伸びてきて痛がっているイッカクを見た、という人もいないようですし、実際には痛くないのでしょうね。
言い忘れていましが、角みたいに牙が伸びるのはオスだけです。ごくまれに2本伸びてクワガタムシ状態になるやつがいるそうです。それじゃあイッカク(一角)ではなくて「ニカク(二角)」だわ。
あんな長い牙、邪魔にならないのかなと思っていたら、こんな動画を見つけました。
なんと、牙で魚をコンッと叩いて、フラフラになったところをパクッと食べているではありませんか。器用なやっちゃなあ。
イッカクウインナーを作ってみた
材料
牙が邪魔になっていなくてよかったところで、イッカク・ウインナーの材料です。
- 胴体 → ウインナー
- ヒレ・牙 → ニンジン
- 目 → 黒ゴマ
作り方
作り方も簡単ですね。ポイントは牙。思い切って長くした方がカッコいい。
ところが最後に落とし穴がありました。
弁当箱に詰めていた家内が一言。
「何これ? 角(角じゃなくて牙だってば)が邪魔ではいらないよー」
やっぱりイッカクの牙、邪魔でしたか。
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