レッドギラスとは
「ウルトラマンレオ」の第1話、第2話に登場した怪獣。ブラックギラスとともに双子怪獣と呼ばれています。レッドギラスは弟ですね。双子怪獣ですから、姿形はまったく同じ。名前のとおり、体の色が黒いのがブラックギラス、赤いのがレッドギラスです。
“ギラス”といえば、ゴジラシリーズにアンギラスという敵怪獣がいました。なんとなく顔のイメージが似ているので、親戚かもしれません。
もう一匹、ゴジラシリーズの怪獣でメガギラスというやつもいますが、こいつは古代にいたメガネウラという巨大トンボが怪獣化したやつですから、ブラックギラス・レッドギラス、アンギラスとは全く関係ないと思われます。
ウルトラセブンとモロボシダンがウルトラマンレオに登場
「ウルトラマンレオ」が放映されたのは1974年(昭和49)。私は中学2年生で、すでにウルトラシリーズからは卒業しておりまして、テレビで観た記憶はありません。
反抗期真っ盛りですから、レオの前のタロウあたりから、「タロウ? 桃太郎じゃあるまいし」「レオ? ライオンか」という態度で、いちいち難癖をつけては、「ウルトラマンなんてもう興味ねーし」と思いつつ、弟が観ているのを横目でチラチラと視線を送っていたので、内心気になってはいたのです。
さらにいえば、チラ見しながら「ウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマンとは、なんか感じが違うなあ」という印象を受けた記憶があって、おそらくそれは、初期のウルトラシリーズの脚本を手掛けた金城哲夫が、円谷プロを辞めたことと関係があったのかもしれません。
そういうわけで、今回息子と一緒にDVDで初めてじっくり観たのですが、いきなり第1話が「セブンが死ぬ時! 東京は沈没する!」という、最終回並みのハードなタイトルにけっこう衝撃を受けました。
冒頭はナレーションによって主人公おおとりゲンがウルトラマンレオであることが明かされるという意表をつくオープニング。
つづいてウルトラセブンが2匹の怪獣と戦っているシーン。この2匹の怪獣がブラックギラスとレッドギラスです。「えっ、セブンがなんで出てくるわけ?」と思いながら観ていると、うつ伏せに倒れたセブンの右足をブラックギラスが持ち上げて「ゴキゴキッ」とひねって折ってしまいます。
さらにブラックギラスとレッドギラスを操るマグマ星人が現れて、セブン危うし! というところへウルトラマンレオが登場。レオとセブンの反撃によってブラックギラス・レッドギラスとマグマ星人は遁走し、姿を消します。
闘いの後、人間の姿に戻ったセブンはあのモロボシダン。ウルトラマンタロウが地球を去った後、セブンが再び地球を守るためにやってきて、モロボシダンとして宇宙パトロール隊MACの隊長を務めていたのでした。
一方、ウルトラマンレオは、故郷のしし座L77星をマグマ星人によって滅ぼされて地球に移住し、おおとりゲンとして暮らしていました。
戦闘によるダメージでセブンへの変身能力を失ってしまったモロボシダンは、自分に代わってレオことおおとりゲンにMACへ入隊し地球を守ってくれと頼みます。
なんか第一話は重要な内容がてんこ盛りで、ここをしっかり押さえておかないと、2話以降の内容がチンプンカンプンになる恐れがあります。
こうして「ウルトラマンレオ」が始ました。
私が好きなウルトラセブンが出てくるということで、2話以降、大いに期待していたのですが、モロボシダンが別人のようなキャラになっていてビックリ。
おおとりゲンを鍛えるために、ぶん殴るわ、蹴飛ばすわ、足を折られたためにいつも持っている金属製の杖でぶっ叩くわ、車で追いかけるわ、今だったらいじめ、あるいはパワハラで訴えられますよ。
息子も「ウルトラセブン」の時のモロボシダンとのキャラの違いに「モロボシダンのほうが怪獣よりも怖くね?」とこぼしておりましたよ。
レッドギラスウインナーを作ってみた
ブラックギラスでもいいのですが、ウインナーやニンジンで作ると赤くなるので今回のキャラ弁ウインナーは必然的にレッドギラスになってしまいました。
材料
- 頭・胴体 → ウインナー
- 手・足・角・背びれ・尻尾 → ニンジン
- 目 → スライスチーズ
- 瞳 → 海苔
作り方
ウインナーを真ん中から少しずらして斜めにカット。長い方が胴体、短い方が頭になります。
頭が下向きになるように胴体とパスタ麺つなぎ、各パーツを取り付けます。目は強面のイメージになるように丸くくり抜いたスライスチーズを半分に切り、マヨネーズで吊り目ぎみにくっつけます。
あっ、黒ウインナーと黒ニンジンでつくればブラックギラスが作れるではないか。
道具・パーツの作り方・組み立て方についてはこちら。