スイギュウが牽く水牛車は、沖縄の観光地で活躍しています。
八重山諸島の竹富島や西表島が有名ですね。
水牛に○○○はつきもの
私も今から40年ほど前、竹富島で初めて水牛車に乗りました。ガイドのおじさんが、三線を弾きながら、赤瓦屋根の民家の集落の中を案内してくれます。スピードは人が歩くよりも遅いです。
さらに、時々立ち止まってウ〇チをします。
もちろん後ろの水牛車に乗っている観光客からは丸見え。
「うわーっ!」もしくは「きゃーっ!」といった悲鳴が上がりますが、ガイドのおじさんは「今日のお客さんはウンがいいですよー」と言ったりして、特にクレームが出ることはありません。
それから7,8年後に、西表島から由布島(ゆぶじま)に渡る水牛車にも乗りました。
満潮時でもひざ下くらいにしかならない浅瀬の海をザブザブと渡っていきます。この時も、スイギュウがウ〇チをしました。
もしかしたら、スイギュウはウ〇チをしたら客が喜ぶと思っているのか。あるいは、水牛車を牽いている時にウ〇チするよう、ガイドのおじさんが仕込んでいるのか。
いずれにしても、それ以来、私の頭には水牛車にはウ〇チがつきものというイメージが刷り込まれてしまったのです。
最近は、沖縄本島の観光地にも水牛車が現れています。
うるま市にある「ビオスの丘」というテーマパークでは、水牛車で園内を散策することができます。
本部町の備瀬(びせ)という集落では、集落内のフクギ並木の道を、水牛車で回ることができます。
それから、金武町(きんちょう)の億首川(おくくびがわ)では、川沿いの道を水牛車に乗りながら、マングローブを眺めることができます。
沖縄観光のためにスイギュウは頑張っているのです。ウ〇チくらい、大目に見るようにしましょう。
水牛の角といえば…
ウ〇チ、じゃない、スイギュウといえば、かつて沖縄のお土産品にスイギュウの角の置物があったような記憶があるのですが、というか、実は私の実家にも「沖縄」と記されているスイギュウの角の置物があるのですが、今も売られているのでしょうか。
断っておきますが、実家にあるスイギュウの角の置物は私が買ったのではなく、私の叔父が沖縄旅行のお土産に買って父に贈ったものでした。
昔も今も沖縄で飼育されているスイギュウの数はそれほど多くはないと思いますので、おそらく東南アジアあたりから仕入れて加工していたのでしょうか。
そういえば、これもだいぶ前のことですが、車で信号待ちしていた時に、隣の車線にボンネットにスイギュウの角を取り付けた車、それも確か日産のフェアレディZ、と並んだことがありました。
まあ、個人の好みなので、とやかく言いませんが、
「その角、スイギュウなんですけど。もしかしてバッファローと勘違いしていませんか。スイギュウって、水牛車をのんびり牽いているヤツですよ。バッファローみたいに突進しませんよ」
と教えてあげようと思いましたが、運転していた人が
「えっ!そうんなですか! ご丁寧に、ありがとうございます」
とは言いそうにもない、サングラスをかけた強面の方だったので、黙って見過ごしましたけど。
バッファローとは、一般的にアフリカにいる野生の「アフリカスイギュウ」のことですね。
非常に気性が荒くて、時には群れでライオンに襲い掛かることもあるそうです。
顔つきも、
「下手な真似したら、ただじゃおかねえからな」
みたいな、やる気満々。
かたや、沖縄で水牛車をひいているのは、細かくいうと「アジアスイギュウ」。野生種はほとんどいなくなっていて、東南アジアではほとんどが家畜化されてますので、性格も温厚。
「基本的にあんまし動きたくないんだけど、食べさせてもらってるから、車くらい牽いててやってもいいよー。ただし、歩くだけ。走るのはなしね。それと途中で脱糞も自由にさせてもらいますから」
みたいな、マイペース型ののんびり顔です。
ボンネットに角を飾り付ける時は、間違えないようにしましょう。
そもそも、あんなものをボンネットに付けて何かに正面からぶつかったら、衝撃で角が外れてフロントガラスを突き破って顔面直撃、最悪、オデコに突き刺さって、逆さまに角が生えた状態になりかねませんから。
なので、スイギュウ・ウインナーでも作って、弁当を飾り付けましょう。
スイギュウウインナーを作ってみた
材料
材料は以下の通りです。
- 胴体・頭 → ウインナー
- 足・角・耳・尻尾 → ニンジン
- 鼻 → 海苔
- 目 → 黒ゴマ
作り方
ポイントは湾曲した大きな角。今回作ったものは、角度がちょっと立ってしまいました。もっと水平にしなければなりませんね。足はやや太目にした方がスイギュウらしく見えます。
息子はまだ水牛車に乗ったことがないので、今度体験させなければ。
スイギュウがウ〇チしたら、転げまわって大笑いするに違いありません。
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