【キャラ弁ウインナー】トゲアリトゲナシトゲトゲ その名前、オヤジには頭が痛いぞー。

ウインナーで作ったトゲトゲの写真 昆虫

トゲアリトゲナシトゲトゲについて、息子が解説

お父さん、トゲアリトゲナシトゲトゲって知ってる?

な、なんだってぇ?

だから、ト・ゲ・ア・リ・ト・ゲ・ナ・シ・ト・ゲ・ト・ゲ!

早口言葉?

トゲアリトゲナシトゲトゲ!って、違うよ、虫の名前だよ。

ボケてくれてありがとう。で、虫? 変な名前の虫だなぁ。トゲがあってトゲがなくてトゲトゲしてんの?意味が分からん。

ニヤリと笑った息子が解説します。

甲虫の仲間なんだけど、まず、背中にトゲがたくさんある虫が発見されて、「トゲトゲ」って名前をつけられたわけ。

けっこう単純というか大雑把な名前の付け方だなあ。

一応、トゲハムシとも言うんだけど。で、そのトゲトゲの仲間にトゲがないやつがいることが分かった。トゲがないからトゲナシトゲトゲね。

うーん、ここでややこしくなったんだな。別の名前にしとけばよかったのに。

でも、トゲトゲの仲間なんだから仕方ないよ。で、そのトゲナシトゲトゲの仲間にトゲがあるやつがいることが分かったの。それでトゲアリトゲナシトゲトゲってつけられたわけ。

え? トゲがあるんだったらトゲトゲでいいんじゃないの?

それが、トゲトゲとはトゲの付き方が違うんだよ。しかもトゲトゲじゃなくてトゲナシトゲトゲの仲間だから。

うわーっ! もー頭痛くなってきた!

というわけで、生き物好きな息子がネットで仕入れた面白情報を教えてくれたのでした。

百科事典が欲しかった

話はちょっとそれますが、私が子どもの頃、何か調べるとしたらまず図書館へ行って調べたいことについて書いてある本を探すことから始めないといけませんでした。

調べもので一番ありがたかったのが百科事典です。平凡社とか集英社とか、あの何十巻もあるやつ。近所の同級生の家には、ガラス戸付きの本棚にズラ~っと並んでて、うらやましかったなぁ、欲しかったなぁ。ガラス戸付きの本棚はいらないから。今から40~50年前でも、数万円はしたのではないでしょうか。

いつか買ってやるからな、まってろよ、百科事典!

と思い続けながら、紙の、つまり書籍としての百科事典はついに買えませんでした。

社会人になり仕事をするようになってからも百科事典の事はずっと頭の中にありました。買えないことはありませんでしたが、独身の時はアパート暮らしでしたから、百科事典なと置いておくスペースなんてありませんし。

ところが、あれはいつ頃だったか、1990年前後ですかね、ソニーから電子ブック版の百科事典が発売されたんです。正確に言うとソニーが出したのは「DATA Discman 」という電子ブックプレーヤーで、それに百科事典のCD-ROMがセットになっていた。

それも全22巻の『ジャポニカ大日本百科事典』ですよ。子どもの頃から一番欲しかったやつですよ。値段は当時20,000円前後だったような記憶がありますが、『ジャポニカ大日本百科事典』が20,000円ですよ!もう買わないわけにはいかないでしょ。当然即買いです。

「DATA Discman 」の大きさは、縦横は今の大きめのスマホくらいですが、厚みが2~3cmはありました。折り畳み式のモニターがあって、開くとキーボードが出てくるという、超超小型のノートパソコンといった感じ。当然キーは指先でギリギリ1個づつ打てるくらいの大きさです。

そうそう、『ジャポニカ大日本百科事典』の他にも、国語辞典と漢和辞典のCD-ROMがついていたはず。

CD-ROMですから、文字を入力して検索ボタンを押すとディスクが回転する音がして、少し間があいてから表示されましたね。まあ、紙の辞典を手でめくるよりは当然早いですから、不満は全くありません。

当時、私は手に入れた電子ブック版『ジャポニカ大日本百科事典』をいつも鞄の中に忍ばせて、

「俺の鞄の中には『ジャポニカ大日本百科事典』全22巻が入っているんだせ。何時でも何処でも何でも聞いてくれ」

みたいなドヤ顔で闊歩していたわけですよ。

息子が昭和のゴジラシリーズ、ウルトラシリーズに惹かれる理由

時は流れて、今やスマホがつながるところだったらどこにいても、誰でもネットで何でも調べられるんですから、もはや私はドヤ顔で闊歩することはできません。

息子も箸でご飯を食べるような感覚で、パソコンやタブレットを使っております。

で、生まれた時からインターネットがあって、今やノートパソコンやタブレットを普通に使っている息子がですよ、昔のアナログ時代のゴジラやウルトラマンに興味を持っているというのも、なんか不思議ですね。

というも、今息子がはまっているウルトラマンシリーズは、昭和のものばかり。ウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンレオまでで、それ以降のウルトラマンシリーズにはあまり興味がないようなのです。

「なんで昭和のウルトラマンシリーズが好きなの?」と訊いたら、

「だって、昭和シリーズの方が怪獣も個性的だし、ストーリーも面白いもん。最近のやつは、CGとか使って映像的にはすごいかもしれないけど、内容がいまいちだよ」という答え。 

空想の世界が描かれていても、どこかに現代社会を感じでしまうんでしょうか。だから、昔の映画やテレビドラマに新鮮さや、あるいは普遍的なメッセージを感じているのかもしれません。

トゲトゲについて調べてみた

そろそろ話を戻します。

トゲトゲについて、父ちゃんも調べたぜ。

ネット上ではかなり前からいろんな情報が流れているようです。

一応、トゲナシトゲトゲ、トゲアリトゲナシトゲトゲも実存する昆虫のようです。ただ、1種類の虫ではなくて、いくつかの種、亜種をまとめて言っているようでもありますし、昆虫の分類は複雑すぎて、しかも結構頻繁に変わったりもするようですから、うーん、父ちゃんは頭が痛くなりました。

どうも、名前の面白さが先行して広まったのかなと、いう感じかな。いわば都市伝説というかネット伝説、SNS伝説というか。

父ちゃんは昆虫は好きですけど、専門家ではないので、名前がどうのこうのというのには興味ありませんね。

虫の名前なんて、人間の都合で付けているだけですからね。

それはそうと、息子にトゲアリトゲナシトゲトゲの話題をふられたからには、トゲアリトゲナシトゲトゲウインナーを作らないわけにはいきますまい。

トゲアリトゲナシトゲトゲウインナーを作ってみた

ウインナーで作ったトゲトゲの写真
トゲアリトゲナシトゲトゲウインナー

材料は以下の通りです。

材料

  • 胴体 → ウインナー
  • 足・触覚・トゲ → ベビースターラーメン
  • 目 → 黒ゴマ

作り方

ポイントは、胴体になる1本のウインナーを頭、胸、腹の3つに一旦切り分け、適当に折ったパスタ麺を貫通させてつなぎます。面倒ですが、この方が虫っぽくなりますね。そのままだと虫は虫でもイモムシになる恐れがありますので。6本の足と2本の触覚、背中のトゲはベビースターラーメンをブスブスと刺すだけ。足は曲がったやつ、触覚とトゲは真っ直ぐなやつを選んでいます。

実際のトゲアリトゲナシトゲトゲを見たことがないので、ネット上の写真などを見ると、トゲアリトゲナシトゲトゲのトゲはお尻の方に少しだけあるみたいです。

なので、これはトゲトゲになるのかな。

ん? 背中だけ見ると、これはあの怪獣だぁ。

息子のフィギュアコレクションから

ゴジラに出て来たアンギラスです。

そうだ、アンギラスハムシというのはどうでしょう。

ホヤの仲間にはウルトラマンボヤっていうやつもいるそうですし。

少なくとも、怪獣好きな人には受けまっせ。

道具・パーツの作り方・組み立て方についてはこちら。