梅雨と白い花とクサゼミと

テッポウユリとゲットウの花の写真 出来事

なんか、歌のタイトルみたいになってしまいましたが、この三つが我が家周辺の今頃の風物詩でもあります。

梅雨

まず、梅雨。

沖縄地方は平年よりも早く5月4日に梅雨入りしました。以前は「梅雨入り宣言」みたいな言い方をしていましたが、最近は「宣言」とは言わないようですな。

「5月4日」と書いてしまいましたが、正確には気象庁は「5月4日頃に梅雨入りしたとみられる」と発表しています。

「平年よりも早く」というのはどういうことかというと、気象庁による沖縄の平年の梅雨入りは5月10日頃となっていますから、6日も早かったということになりますね。

ちなみに沖縄の平年の梅雨明けは6月21日頃。1カ月半も続くんだぁ。

1カ月半で終わればいいですけど、去年の梅雨明けは7月3日頃でしたからね。

もし今年も去年と同じくらいになれば、2カ月も梅雨になってしまうんですからね。

まあ、気象のことをいろいろ考えてもしょうがありません。

白い花

で、ゴールデンウィークも終わって、久しぶりに区民農園へ行ってみましたら、白い花々が咲いておりましてですね、梅雨空の下でも少しばかり、爽やかな気分になったわけです。

まず目についたのが、テッポウユリ

そしてゲットウの花

ゲットウの花の写真
つぼみのように見えまずが、これ以上開きません

グァバの花も咲いておりました。そばに小さな実もつき始めております。

グァバの花の写真
オシベの数がやたら多い

息子はグァバの実が大好きなので、たくさん実ってくれるとことを願いました。

さらにはコーヒーの花。まだツボミの状態ですが、もうすぐ開花するものと思われます。

コーヒーの木の花の写真
実も鈴なり状態になります

8月頃から赤いコーヒーの実が収穫できるはずです。

クサゼミ

しばらくして、梅雨空から少し薄日が差し始めると、「ジーーーーー」っとクサゼミが鳴きだしました。

正確にいうと、「イワサキクサゼミ」です。

国内では沖縄本島以南の島々に生息する、日本最小のセミ。

鳴き声のするあたりに近づいてみると、いましたいました。

そこら中の草の葉っぱにとまっています。

ここにも。

クサゼミの写真
こんにちは。

そこにも。

クサゼミの写真
あっ、見つかった…

あそこにも。

クサゼミの写真
隠れているつもり…

こちらにも。

クサゼミの写真
見つかってもいいもんねー

どのくら小さいかというと、ほれ。

手の平にとまったまま、逃げません。

例えていえば、ギンバエくらいのサイズでしょうか。

その名の通り、このセミは草の汁を吸っております。

動きが鈍いというか、警戒心がほとんどないというか。手で簡単に捕まえることができます。

いつだったか、歩いている時に飛んできて私の胸にとまったことがありました。

捕まえて、放り投げると、今度は私の頭へ。

「あ、あのなぁ…」

クサゼミの中でも、とりわけ無防備というか人懐っこい個体だったのかもしれません。

このイワサキクサゼミも、あと1、2週間もすれば、姿を消してしまいます。

その頃から、本格的な梅雨らしい雨が降り出すことになりますね。